顕微鏡歯科の特徴のメリット
顕微鏡(マイクロスコープ)を使った治療の大きな特徴は「見える」ということ。当たり前のようですが肉眼では見えないものを4倍から24倍程度にまで拡大観察できることは大きいです。
これにより、肉眼では見えないぐらい小さなむし歯を発見すれば初期段階での治療が出来ます。また暗く狭い根の治療も、顕微鏡で明るく拡大することで治療の精度の向上に役立ちます。
見えたからといって十分な治療ができるとは限らないのですが従来の経験と勘を頼りに施す治療とは大きな差が出ると言えるでしょう。
その他、肉眼では見えないぐらいの被せ物や詰め物のズレなど不適合部分から入り込んだ菌が、むし歯を発現させているということが少なくありません。『見える』ということで歯周病治療、型取り、インプラントなど、歯科治療のあらゆる分野でメリットがあります。
拡大倍率で見ると様々なものが見えてきます
4倍の拡大写真
写真上部桜の中に「ニ」「ホ」「ン」と書かれています確認できますか?
16倍の拡大写真
24倍の拡大写真
これならいかがでしょう桜の雌しべの部分に書かれています
4倍の拡大写真
こちらはどうでしょう
24倍の拡大写真
「NIPPONGINKO」と印字されているのがわかります
このように拡大することで普段見えていなかったものが見えるようになります。
マイクロスコープは拡大しながら治療するばかりか、拡大して確認するなど様々な機械で活躍してくれます。