tel 0143−44−3367
住所 北海道室蘭市東町2丁目22−6

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歯科治療が苦手な方へ

私たちがどんなに努力をしても歯科のネガティブなイメージというものは、なかなか拭える物ではありません。歯科治療におけるストレスというものは、特に恐怖心がある方でなくても少なからずあると言われています。それが歯科治療に対して恐怖心がある方であれば治療のストレスは相当なものになるでしょう。
 
当院では歯科麻酔学会の認定医が在籍しており静脈内鎮静法という方法を併用することができます。
この方法を使用することで半分寝たような状況下で歯科治療を行うことが可能となり、不安感や術中のストレスを軽減できるため楽に治療ができるようになります。
歯科治療に対して強い恐怖心はある方はご相談ください。当院では歯科に対する不安感が少ない場合でも、長く口を開けて頂く必要がある歯周外科治療やインプラント治療などの際にお勧めすることもあります。

静脈内鎮静法とは

静脈からに点滴をして鎮静剤を注入することで麻酔効果を得る方法です。薬の種類や使う量によりますが点滴して数分後に薬が効いて眠くなってきます。意識はあるが不安や緊張が和らぐ程度が推奨されていますが、治療内容や受ける方の希望により麻酔の深さはコントロールできます。場合によっては眠らせる事も可能です。
呼吸を止めてしまう全身麻酔とは違い、呼吸はご自身で行える程度の麻酔深度で行うため安全に行うことが可能です。当院では日帰りの処置での対応となります。

 静脈内鎮静法のメリット

静脈内鎮静法で得られるものは不安を軽減しリラックスして治療できるだけではありません。下記のような効果もあります。

  • 健忘(けんぼう)と言う効果により、処置時の記憶が薄らいだり処置時間が短く感じられます。
  • 緊張やストレスが軽減することにより血圧や脈拍が安定します。血圧などの変動も少なくなり全身への影響を軽減します。
  • 口の中に器具が入るとえずいてしまうおう吐反射を抑制します。

 
 
静脈内鎮静法は点滴を取り、血圧などのモニタリングを行いながら進めていきます。
そのため何らかの体調の変化が生じた場合でも様々な対応がスムーズに行えたり、点滴から入れる薬を使って痛みや腫れのコントロールができます。このため、より安全に歯科治療を行うことが可能となります。

下のような方には静脈内鎮静法をお勧めします

  •  おう吐反射が強い方
  • 全身疾患をお持ち方や全身管理下での治療が必要な方(全身疾患の程度や種類によっては使用できない可能性もあります。)
  • 歯科治療に対する恐怖心が強い方(歯科恐怖症の方)
  • 長い治療時間が必要な方、インプラントの埋入本数が多い方、治療範囲が広い方
  • 治療中に気分が悪くなったことがある方
  • 楽に治療を受けたい方

静脈内鎮静法の流れ

Step1(治療の数週間前)
数週間前に静脈内鎮静法が適切かどうか問診を行います。全身疾患をお持ちの方は状況に応じて医科の先生に相談させて頂くこともあります。
 
Step2(治療当日)
治療に入る前に直前の問診を行います。
 
Step3
血圧計など各種モニターをセットし点滴をとります。
 
Step4
状態を見ながら薬をゆっくりと入れていきます。
 
Step5
不安や緊張がとれていると確認できたら治療を開始します。血圧や脈拍などは適時確認します。
 
Step6
治療後は状態を確認して帰宅の許可を出します。

静脈内鎮静法を行う場合の注意点

静脈内鎮静法を受けて頂くためにこれらのことを当院ではお願いしています

治療前のお願い

  • 治療の前日に体調の変化などお電話で体調を伺う事があります。
  • 治療前の飲食は3時間前までに済ませてください
  • 体の状態を把握するためマニキュアはつけないでください

 
治療後のお願い

  • 術後には眠気やふらつきなどが生じるためクリニックでゆっくり休でいただきます。治療後すぐに帰宅できるわけではないので治療後のもお時間を頂きます。
  • 車や自転車の運転を控えてください。帰宅時は付き添いの方がいことが理想です。
  • 当日は帰宅後も安静にしてください。

 
静脈麻酔法では場合によっては自費診療になります
保険診察きわめて細かいルールが決められています。歯科で使える薬剤・材料や歯の治療にかかる回数や期間などの制限が多くあります。
そのため保険のルールに当てはまらないケースでは自費診療となります。

治療内容

 

診療時間

月〜金
9:00〜18:00
8:30〜11:30
休診日
日曜・祝日